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羽根

生物派としての私の宝物、URAL OWLの羽根です。左翼の風切り羽根で、長さは約24cmです。

アップです。白い円の中は、さらに拡大してあります。前縁の繊維はやや硬めで短く、 縁はきれいにそろっています。それに比べて、後縁側は、大変柔らかく、長めの繊維で、 縁は不揃いなギザギザになっています。また、写真ではわかりにくいかもしれませんが、 後縁側の表面は、非常に細かい繊維でケバ立ったようになっています。 この、柔らかで不揃いの羽根が、音を立てずに 飛ぶための秘密なのです。

こちらはメンフクロウ(Barn owl)の左翼風切り羽根です。Ural owlより一回り小ぶりで、 長さは約20cmです。構造がUral owlの物とそっくりな事に気が付きます。

左はベンガルワシミミズク(Bengal eagle owl)の雨覆い、右はオオフクロウ(Brown wood owl)の羽毛です。

なぜ音がしないの?

少し堅い話になりますが、音のしないしくみを説明します。鳥が羽ばたく時、羽根の表面の空気の乱れは 幾つもの小さな渦を生じ、この渦のサイクルが可聴域の中にある時、音として聞こえます。 フクロウの羽根は、縁のギザギザと表面のケバ立ちにより、非常に細かな渦を発生させ、 より大きな渦の発生を抑えています。このため、フクロウの飛ぶ時の音は、可聴域よりも はるかに高いサイクルになっているのです。このしくみは、最新技術の中にも生かされています。

左の写真は、JR西日本の500系のぞみです。世界最速の 時速300kmで営業運転しています。フクロウのページに新幹線? と思うかもしれませんが、 500系新幹線には、フクロウの羽根の消音のしくみが応用されているのです。
500系のボディーは、空気抵抗の軽減、騒音対策のため、徹底的な面一化が施され、 そのフォルムはまるでジェット機のようです。ところが構造上、どうしても300km/hの気流の中に むき出しになってしまう部分があります。それはどこでしょう?


答えはこれ、パンタグラフです。ご覧のように、T字型をしていますが、 支柱の部分を良く見てください。写真ではわかりにくいですが、“<”、“>”の形の小さな 突起がたくさんあります。これで風切り音を小さくしているのです。
500系運転開始の記念テレホンカードには、フクロウが描かれているそうですが、 残念ながら私は見たことがありません。

さて、皆さん、500系の写真を見て、何かお気付きになりませんか? 実は福フクロのページデザイン、 グレーのバックにブルーのアクセントは、500系のボディーカラーをイメージしているのです。 決してどこかのOSのウィンドウデザインの真似ではありません。


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